発酵食品に感謝!発酵食品別、健康になれる理由

発酵食品は元々は偶然発見されたものが多く、その健康効果について人々は経験上知っていましたが、「なぜ発酵食品を摂取する事で健康効果が得られるのか?」という具体的な理由については近年の研究が明らかにしています。

親子三世代

発酵食品とは食品を発酵させる微生物の働きにより、食品の元々ある成分が酵素によって合成・分解され、健康に良い成分を増やしてくれます。これまでに様々な研究者が行った実験や調査で明らかになった、具体的な健康効果を食品別にご紹介致します。

食品別の発酵による健康効果

■味噌

国立がんセンター研究所による、味噌汁の摂取頻度と胃がん死亡率との関係についての調査結果があります。この調査では、男女共に味噌汁の摂取頻度の高い人は胃がんの発生率が低い事が分かっています。特に男性は、「全く飲まない人」と、「毎日飲む人」とでは、「全く飲まない」人では48%も死亡率が高くなっていることが分かりました。

また、厚生労働省による調査では、1日に味噌汁を3杯以上飲む人は乳がん発生率が40%も低いことが分かっています。

■醤油

醤油にはSPS(醤油多糖類)という鉄分の吸収を助ける成分が含まれています。また、ヒガシマル醤油による調査によると、SPSにはアレルギーを引き起こすヒスタミン遊離を抑制するだけでなく、アレルギーを起こりにくくする体質改善効果があったことをマウスの実験で明らかにしています。

■ヨーグルト

ケンブリッジ大学の調査で、ヨーグルトを食べる習慣のある人は2型糖尿病のリスクが28%低下した事が分かっています。ヨーグルトには腸内環境を正常化させる善玉菌(プロバイオティスク)や、ビタミンKが含まれており、糖尿病予防に効果があるとされています。

また、明治が行った調査では、山形県船形町と佐賀県有田町にて、ヨーグルトを長期的に摂取する実験においては隣町の町民と比べインフルエンザの罹患率が顕著に減少した、というデータがあります。特に小学生は10分の1まで減少し、インフルエンザ感染リスク低減への効果が確認されています。

■納豆

納豆に含まれる納豆キナーゼは、血栓の主成分であるタンパク質フィブリンを分解し、血栓を溶かす働きがあります。加えて、日本では2005年から脳梗塞への血栓溶解療法として使われるようになった「t-PA」(組織プラスチノーゲンアクチベーター)と呼ばれる血栓を溶かす酵素を増やす働きもあると言われています。

自治医科大学大宮医療センターの研究によると、納豆に含まれるポリアミンという成分が、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な疾病の原因にもなる、血管の炎症を抑制する効果がある事を明らかにしています。

いかがでしたか?何気なく食べている発酵食品は、実は私たちの健康な毎日へ大きく貢献してくれているのです!しかし発酵食品の健康効果についてはまだまだ理由のわからない未知の部分もあり、私たちの関心も高く、今後の研究結果が待たれるところです。